京焼 清水焼   京焼 暁山(GYOUZAN)
G Y O U Z A N            

京都で陶磁器が作られたのは、八世紀にさかのぼり、千年の都の歴史と共に、陶器の歴史があると言えます。
清水焼は、慶長年間(1600年頃)茶碗屋久兵衛が、今の東山五条坂あたりで彩色した陶器を創ったのが始まりと言われています。
その後、丹波国野々村の清兵衛(野々村仁清)が仁和寺の境内に窯を造り、華麗な彩画でその声価を高め、その後尾形乾山、青木木米が出現して現在の京焼・清水焼の基礎を築いています。
「暁山」は京都粟田口の陶家で十七世紀始めより製陶にたずさわり、今日に至っております。十八世紀頃には、粟田口「青蓮院」の御用を仰せつけられこの「暁山」の名を賜り、毎年茶碗などを、献納しておりました。
天保年間(1890年頃)になり、祖長兵衛が東山山麓にも窯を築き店頭販売も始めました。明治中期(1900年頃)より、乾山風の土瓶や鉢、皿などや京薩摩の花瓶やティーセット、額皿などを暁山銘で輸出向けに製作し、海外への第一歩を踏み出しました。
第二次大戦後も輸出は盛んに行っておりましたが、その一方で仁清など本来の色絵陶器を研究し、特に茶道具類には、特に昔の作品の良い点を取り入れ製作してまいりました。
作品がすべて手造りであるのは、昔のように良い作品を制作し一点でも後世に残れば本望と考えるからです。ぜひ、作品の数々をお楽しみ下さい。

    「暁山」八代目当主  岡田 佳明
〒605-0846 京都市東山区五条橋東3-400 TEL:075-541-3090 FAX:075-561-4372   株式会社 岡田